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今回はCDとかDVD、ブルーレイなんかの光学メディアドライブに
メディアを入れても自動再生されない時のレアケースです


CDとかDVDとか入れると自動起動する
するかしないかはデバイスの設定次第なんだけどもさ

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ここの設定ね

基本的にはそうなんだけども、SATA接続の光学ドライブの場合
SATA管理系の影響も受けるので、Intel Rapid Storage Technology(IRST)の影響もうけます
RAID管理のソフトのイメージがありますが、ストレージ回りの管理ソフトでRAID組んでない人にもHDDの管理の為に入ってたりします
こいつがSATAまわりの管理に影響してしまうので、SATA接続の光学ドライブに干渉する事があります
(なのでUSB接続の光学ドライブだとこの問題は関係ないよ)
コントロールパネルで自動再生設定でも自動再生、プログラムのオートランが走らない場合はこれが原因かもしれません



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すげぇ字が小さい表示なので拡大 IRSTのパフォーマンスのタブの所ね

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これ リンク電源管理

?マークの説明は
リンク電源管理
リンク電源管理 (LPM) は、SATA デバイスの節電に役立つ省電力テクニックです。
デバイスへの SATA リンクは I/O アクティビティーがないとき、
またはデバイスがないか使用されていないときにアイドル時間中に、低電力に設定されます。
行う作業があるときにそのリンクに I/O 要請がキューされると、
リンク電源管理 (LPM) は自動的に SATA リンクをアクティブな電源の状態に戻します。

SATA接続の節電機能なのね、使ってない時は省エネするよ
I/O アクティビティーがあれば省エネ解除するよって機能でして
ユーザーがOSで操作してアクセスするハードディスクなどの記憶媒体なら問題ないのですが

光学ドライブにCDを入れるっていうOS外部からの物理アクセスだと省エネが解除されない訳です
なので自動再生されないとなる
・人間がDVDを入れるはI/O アクティビティー扱いさえない
・マウスでDVDアイコンクリックはI/O アクティビティー扱いになる

OSからDVDドライブを選択すれば中身読めるのに、新しいDVDメディア入れても反応ないってなる

DVDが自動再生されない 自動起動しない
でも、クリックすれば起動できる
っていう謎現象で、自動再生したい人は、IRSTのリンク電源管理をOFF(無効)にしてください
昔のSSDがプチプチとプチフリーズする要因もこれだった事があります

自動再生とか電源管理って、OSのデバイス管理とかコントロールパネルでなんとかなりそうやん
ところがぎっちょん犯人はIRSTでした!ってレアパターン

ソフトウェア制御の節電なんてデータセンターレベルでないと誤差の範囲なので
OSに電力管理させるのはあまりお勧めしない、トラブルの元である
電源管理も高パフォーマンス設定で、ソフトウエァ制御の電力カットは全部オフ
離席するなら、人間が人力でスリープなりシャットダウンすればいいじゃん
IRSTのリンク電源管理も無効でいいと思います


IRSTはインストールでメリットも多いのですが、
OSのアップデートやSATA接続デバイス回りで時々問題の要因になったりしますので
謎現象が起きて手詰まりになった時はIRST消してみたり、最新バージョンにしてみるなりしてみてくださいね

日本語ドキュメントでのLPM系の問題、ぐぐってもあまりヒットしなかったので放流
誰かの頭の片隅にでも残れば幸い

外部メディアのオートランなんてウイルス混入してたら怖いから
自動起動なんてせんでもいいと思うよ



ではでは


追記
いつもIRSTの悪口いってますけども
IRST自体は、メリットも多いので入れておくべきソフトだと思います

リンク電源管理 LPM問題 SATAコントローラ オートラン
この辺は結構奥が深いので、面白いよ
ソフトウェアによる電力管理はまだ結構穴だらけなんっすわ

参考

Intel Rapid Storage Technology(IRST)は本当に不要なのか


光学ドライブの自動再生機能 ( オートラン ) が起動しない場合 ( Windows7 / 8.1 )

インテルラピッド・ストレージ・テクノロジー の「リンク電源管理」を有効にしてみましたが、効果はありませんでした。

CDとかDVDを入れたときに自動再生(自動起動)するための指示があれやこれやと書いてあるファイル


PCの動作が突然止まってしまう!SSDの謎の不具合「プチフリ」の原因と対策は?

節電機能LPM検査ツール「LPMChk」(LPMチェックツール)